こんばんは、花粉症でくしゃみが止まらないキレジです。
僕の所属している部署はプロジェクトなので、上司=プロジェクトリーダーです。その上司はよく会議の場で電気回路トラブルの解決方法や暫定対策について相談してきます。
ただこの相談が曲者です。
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なぜかやっていることは秘密
彼は基本的にやりたがりで、どの業務も必ず最初に自分で手をつけます。
僕の感情面を置いておけば、それ自体は何の問題もないのですが、やっている内容を全て自分の中にしまいこむのです。そのため回路図や図面などの主要な情報は全て彼の個人PCの中にあり、なぜか共有しません。
そのため、いきなり「○○の図面、メーカーから上がってきたから見ておいて」とか「△△の部品、発注した」といった、僕にとっては寝耳に水の情報が降り注ぐことがままあります。
以前やんわりと聞いてみたことがありますが、「いやぁ〜、一つ一つ皆に言っても混乱するだけだからサァ」と言っており公開する気は微塵も無いようです。
いやいや、その場で言わなくてもいいからせめてドキュメントは公開しておきなさいよ!あんたのプラベートじゃ無いんだよ?あとで急に知る必要が出たらどうすんのよ?
と思いましたが、ここでその要望を言うといつの間にか周囲で「あいつは何かにつけて文句をいう奴」というレッテルを貼られてしまうので、爽やかな愛想笑いで流しました。
秘密だけど何とかして欲しい乙女心?
自分の中だけで閉じた様々な情報。彼はそれについて、「どうすれば良くなるかなぁ?」とか「〇〇を適用したら性能が上がるかなぁ?」とか聞いてきます。
そんなことを聞かれても、あんたが隠している情報を見ないとわからないよ!
と言うわけで仕方なく一般的な解釈や理論をもとにアドバイスをします。
「〇〇は□□の時に有効なので、そうであれば性能が上がるのではないでしょうか」とか「一般的には△△するのが有効だと思いますよ」など。
でもこれは結局一般的な理論なので、その課題自身のケースにそのまま当てはまらないことが多くあります。あくまでヒントなのです。
ですがほとんどの場合、彼はそれを落とし込めないので「そうなのかなぁ、うーんうーん」となります。大体この「うーん」1回で10分くらい消費します。
何度か、「上司さんの回路図や図面を見せてもらわないとどうしようもできませんよ?」と言ったことはあります。ですが回答は「いやぁ〜、まだ色々工夫するところがあるから、〜(この後ありとあらゆる言い訳ラッシュがある)〜なんだよ」です。
『全部は言わない、でも知って欲しい』
乙女か!!
相談で解決できない時の行動
彼は答えを外に求めに行きます。具体的には展示会やセミナーです。
いやいや、問題が解決しないのは何か特別な要因があるからではなくて、あんたが情報を公開しないからだよ
と思うものの彼がいない方が仕事がはかどるので、ブリリアントな笑顔で「行ってらっしゃい」と言います。
ちなみに彼が展示会に行くと、大抵「〇〇は、我々の装置でもできそうだった!マルっ」と言う感じで、小学生の感想文見たいなのがレポートとして上がってきます。
まとめ
相談されればそれなりに真剣に答えますよ。仕事ですから。
ただ対策や解決方法を詳しく聞きたいのならちゃんと自分の持っている情報を出して欲しいのです。でないと一般的な理論しか言えません。その一般的な理論を自分のケースに落とし込むことができず、また「うーん」とくだらない時間を使うのはやめて欲しい。なんでそれを学習できないのか、理解できない…
そんな思いを心に抱きつつも僕の顔には愛想笑いが輝いていましたとさ